宮沢賢治「注文の多い料理店」

11月24日(日)　21:00〜23:00

参加者6名

メタシアター2024の企画で稽古の会。

[ プログラム ]

【挨拶】

いつものご挨拶。ハラスメント対策のできている安全安心な稽古場にしますね。入退場自由とは謳っているのですが、実はこの挨拶を一番聞いてほしいのです。

【準備運動】

番号。呼ばれたい名前回し。

「数字回し」。全員失敗なく50まで到達、すごい！

【読み合わせ】

まずは、舞台上で5人で輪を作って読み合わせ。皆さん丁寧に読んでくれて、滑舌が良い。誰に話しているのか、誰の話を聞いているのがができているので、自ずとイメージが膨らみ嘘のない抑揚が付く。少しずつ場にフィットされて表現が豊かになっていく方、坦々と読み進めていたがしっかり後半はホラー展開に持っていく方。客席で見ていると会社の企画会議の現代口語演劇の様で興味深い。

【座学】

いつもの基本の座学。

・5W1hを設定 - 想像力

・接続詞、指示代名詞、数値情報について - よりカラフルにより立体的に

・意識のアンテナを広く鋭く - リアクション、コミュニケーションしましょう、とにかく聞く・感じる

【読み合わせ】

役を入れ替えて二回目の読み。女その1・その2に恒例の扉の小道具の移動もリクエストする。扉のオペレーションの即興的なわちゃわちゃ感が場をとても豊かにしてくれる。絶望感漂う女その1、無頼な女その2のコンビが醸し出すカイジの地下労働者のような底辺感、とても人間味があって面白い（褒めてますよ！）。孤高の吟遊詩人の様な女。人間に飼われている小人のような男その1・その2。異世界間も漂う雰囲気。途中1名落ちてしまったので、客はわしだけという贅沢。映像撮っておけばよかった…。男その1さん、我が稽古の会のベテラン。世界観を引っ張っていってくれる、頼もしい先輩。男その2、しっかり男その1に対面しリアクションで演技を進めようとする姿勢が素晴らしい。皆さん、手探りの箇所もありながらフィットした瞬間も確実に有り。演劇ってダンジョンを探検し宝箱を見つける様な楽しさなのです。

【振り返り】

個々にご意見を聞く。皆さん、自身の反省点を的確に。悔しいを原動力にぜひ次のステップへ繋げていただきたい。「感情を出すには？」という質問が出たので急遽「衝動と感情」のスライドでちょっと講義。ある方、厳しすぎるくらいの自己反省の後に「すごい楽しかった」と。楽しかったんかい！嬉しいです、その言葉を伺うために稽古の会やっております。

皆様、ご参加ありがとうございました！